第23話「天上決戦」は、“頂上対決”という言葉だけでは収まらないほどの重さと緊張感に満ちた回でした。ギタンの過去が明かされ、彼が抱えてきた闇とロイドとの対立の根が深く刻まれていることがわかる一方、サリアの奏でる旋律とイーシャの歌声が暗い空の中で光となって降り注ぐ演出が、救いと希望の象徴として胸に残ります。劣勢の中でも仲間たちが立ち上がる瞬間、その一歩に込められた覚悟と信念が、「転生したら第七王子」が持つドラマの本質を改めて浮かび上がらせました。
今回は、そんな熱い戦いをチェックです!
ついに明らかになるギタンの壮絶な過去
ギタンとの戦いも佳境に入ってきました。冒頭は、グレモの必殺技が空中にまで届いているのを見て、ロイドはギタンに対して、大丈夫かと尋ねます。もはや、ロイドの強者感ですよ(笑)
しかし、ギタンもまだ策はあるようでなんと自分の体からコピーを生産してそれを地上に10体も放出するという手段に出ます。どの個体もS級の強さを有しており、もはやロイド側の陣営に戦う気力と体力を有するものはほとんどいません。
そんな中、ギタンは自分の過去について語ります。彼には、妻子がいました。幸せな日常を送る中である日、天界からの声に気づきます。そう、ジリエルです。彼はギタンの歌に感動を覚え、魔法の使用許可を与えました。ギタンは与えてもらった魔法を駆使して街中の問題を解決します。ときには、犯罪者には慈悲を与え、改心を促す姿を見ても、昔はとてもいい人だった印象です。その姿を買われたのか、ついに教皇としてよりよい国造りに貢献しようとします。
しかし、ある日家の前にうずくまる少女の姿を見かけます。まだ小さい子供が捨てられていると感じたギタンは妻に食事か何かを提供をしてもらおうとします。しかし、少女は
お父さんに外を見張るように言われてるの、、、
と声を出します。不思議に思ったギタンでしたが、その疑問はすぐに解決します。家の中にあったのは、血を流した妻子の姿とそばにまるで獣のような姿で食事をむさぼる無法人でした。そう少女の父親が自分の妻子を殺害して、強盗していたのです。
なぜ、神は救わなかったのか?
自分は常に神を信奉してきたのに、この仕打ちは何なのかと思うギタン。無理はありません。とにかく必死に浄化魔法を少女の父親にかけますが一行に消えません。そう、父親は単にお腹がすいていたから、無理やりギタンの妻子を殺して、食事をしていたのです。何の悪意も抱かず、単にお腹がすいていたから、、、そんな無理やりな理由なら何をしてもいいのかと感じたギタンでした。
この事件をきっかけにギタンの中でこの世に神はおらず、自分が世界を正そうという考えに至ります。
イーシャの歌声とロイドの圧倒的な強さ
一方、地上はギタンのコピーで混乱を極めています。非戦闘員がいる教会にもコピーが現れ、絶体絶命の中、突然美しい音色が流れます。そう、イーシャの歌声とサリアの演奏でした。彼女たちの奏でる旋律はあらゆるものを魅了させ、いくらギタンといえども、体を硬直させて音色を聞いてしまいます。

しかし、そんな音色を聞きながらでも動けるものがひとりだけいました。そう、ロイド君です。(笑)彼は、ギタンの壮絶な過去には全く興味を示さず、ただギタンを生け捕りにして研究したい、その考えしか頭にありません。もはや、どっちが悪役なのか。
ロイドはギタンの一瞬の隙をついて転移魔法を使い、地上のギタンのコピーを抹殺し、ギタンの前にその首を並べます。もはや神を超えてます。。。

圧倒的なロイドの前になすすべがないギタン。ついに敗れてしまうのか?
あれ、主人公はロイドですよね、、、、ロイド強すぎる。今回はそんな回でした。
ロイドの圧倒的な強さを見逃すな
次回いよいよ最終回を迎える転生したら第七王子だったので、気ままに魔術を極めます 第2期。1期の勢いはそのままで、ロイドの圧倒的な強さには改めて驚きを隠せません。ギタンの強さもすごいですが、それをはるかに上回るロイド。そんな彼の勇姿を見逃す手はありません。
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