研究室配属の話です。
研究室配属の時期が迫ってきましたね。薬学部の3~4年生(私立は5年の場合も)になると、大学生活の大半の時間を研究室での活動を占めています。自分にあった研究室を選ぶにはどうすればいいのでしょうか。ここでは、ミスマッチを防ぐための研究室選びのポイントを解説します。
この記事はこんな人におすすめ
- 研究室選びで迷っている薬学生
- 自分に合う研究室を見つけたいと思っている人
- 研究室生活を充実させたいと考えている人
目次
1. 研究室選びの基本ポイント
研究室は、卒業研究や進路に大きな影響を与えるため、慎重に選ぶことが重要です。選び方の基本ポイントとして、以下を意識しましょう。
- 研究内容: 興味のある分野かどうかを確認しましょう。(生物、化学、物理、臨床系)
- 雰囲気: 先輩や教授との関係性が良好であるか。
- 進路サポート: 就職や大学院進学の支援が手厚いか。(奨学金サポートや就職実績)
2. 自分に合った研究室の見極め方
自分に合った研究室を見つけるには、以下のステップが役立ちます。
- 自分の興味を明確にする: 実験が好きか、データ解析が得意かなど、自分の得意分野を知る。
- 希望する進路を考える: 製薬企業や病院など、将来のキャリアに役立つ研究テーマを選ぶ。
- 先輩の話を聞く: 実際に研究室に所属している先輩からリアルな意見をもらう。
私が研究室を選ぶ上での基準は研究をしっかりやって、博士課程に進学する人を応援するために、奨学金サポートが充実しているかでした。(学振や大本育英会など)
3. 実際に見学するときの注目ポイント
研究室見学では、以下の点をチェックしてください。
- 教授の指導スタイル
- 実験設備や環境の充実度
- 学生の表情や雰囲気(楽しそうか、忙しすぎて疲れているか)
- 実験以外の活動(学会発表や外部コラボレーション)
4つ目の実験以外の活動というのも重要な点です。ラボ内でのコミュニケーションが活発であることは研究で困ったときに相談しやすいという雰囲気作りにもつながります。
4. 選び方で失敗しないための心構え
- 成績順の選考ルールを確認する: 人気の研究室は成績順で決まる場合が多いので、自分の順位を意識する。
- 長期的な視点を持つ: 卒業後も役立つスキルが身につくかを考える。
- 周りに流されない: 友人が選ぶ研究室に合わせるのではなく、自分の意思を優先する。
成績順で決まることが多いため、日ごろからの成績はある程度上の成績を確保しておきましょう。(低学年のうちからこれを意識できているかで差がつきます。)
5. 実際の学生の声と体験談
意外とこれが重要なポイントです。研究室訪問時に学生の話を聞ける場合はぜひ聞きましょう。そのラボに行くいかないのは一旦おいておいて、研究や実習との両立のリアルな話を聞ける場合が多いです。逆に学生の話を聞かせてもらえない場合は、そのラボは教授の意見が強い場合があり、いわゆるブラックな場合が多いです。
実際の体験談
「自分は成績が下位だったので、選択肢が少なく苦労しましたが、見学時に教授と話し合った結果、自分の興味に近いテーマを選べました。そのおかげで卒論も無事完成し、就職活動にも活かせました。」
「研究室での学びがきっかけで大学院進学を決めました。教授が親身に指導してくれたので、大変ながらも充実した日々を送れました。」
最後に
研究室選びは薬学部生活の中でも非常に重要なステップです。後悔のない選択ができるよう、しっかりと情報収集し、自分に合う研究室を選びましょう。
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