実習中に高熱で体調を崩してしまうことは、誰にでも起こり得ること。薬学生としての責任を感じるあまり「休むことは悪い」と感じてしまうかもしれませんが、健康管理もプロフェッショナルとして重要なスキルです。
実際、私自身病院実習の最終週に体調を崩してしまい、3日間お休みするといった場面を体験しました。この記事では、実習を休むべき判断基準、休んだ際の具体的な行動と復帰までの流れについて詳しく解説します。
1. まずは「健康第一」を意識する
高熱や体調不良は、体からの「休むべき」というサイン。無理に実習に参加しても、体調が整っていない状態では学びが浅くなり、周囲にも迷惑をかけることになります。
- 体調を最優先に:まずはしっかりと休養を取り、十分な水分補給と栄養摂取を心がけましょう。
- 医師の診察も検討:特に高熱が続く場合は医師の診断を受け、適切な治療を行うことが大切です。
2. 早めの連絡と、相手への配慮
実習を休む際には、できるだけ早く担当者へ連絡することが基本。高熱でしんどいですよね、分かります。ただ、熱が下がってからでもいいので電話またはメールで迅速かつ丁寧に状況を伝えましょう。メールの場合は、以下の要点を含めるとスムーズです。
- 迅速な連絡:できるだけ早く、担当の方や指導薬剤師に電話やメールで連絡する。
- 状況説明:症状や現状を簡潔に伝え、「迷惑をかけて申し訳ありません」のひとことを添えると印象が良いです。
- 復帰の目処:回復の見通しがわかる場合は、その旨も伝えると相手の業務調整がしやすくなります。
3. 欠席によるフォローアップの確認
体調が回復して実習に戻った際は、欠席した部分の補習や提出物を早めに確認しましょう。担当者に素直に尋ねることで、信頼関係も築きやすくなります。
- フォローアップ確認:実習中の内容や課題の有無を確認し、必要であれば補習日程を調整。
- 提出物の再確認:提出物の締切や内容を確認し、遅れないように対応。
- 不明点の質問:理解が不十分な箇所は遠慮せず質問し、内容を確実に押さえる。
4. 自分のペースで実習に再スタート
復帰後に無理をすると、体調が悪化する可能性もあるため、焦らず着実に実習のペースを取り戻すことが大切です。
- 実習ノートを確認:同じグループのメンバーや指導者のサポートも得ながら、ノートや記録をチェックして内容を補完。
- 理解を深める質問:補完した内容や気になる点は早めに質問し、理解を深める。
- 健康第一で行動:無理をせず体調に注意しながら実習に臨むことが、実践的なスキルアップにつながります。
まとめ:しっかり休むことも学びの一部
実習中の高熱で休むことは、自分の体を大切にする重要なプロセスです。実習で学ぶべきは知識やスキルだけでなく、セルフケアや周囲への配慮も含まれます。しっかりと健康を回復させ、万全の状態で次の実習に臨むことで、学びの質も向上するでしょう。
コメント